千葉にて県知事、千葉市長へ表敬訪問を行いました

千葉での強化合宿に先立って県知事、千葉市長、千葉聴覚障害者センターへ表敬訪問を 行いました。

日時 令和6年2月21日(水)15時~
場所 ①千葉市役所 神谷市長
②千葉県庁 熊谷知事
③千葉聴覚障害者センター 植野所長
出席者 鈴木聡太選手、三瀬稜史選手、北村遼選手、椎津彩子マネージャー

①市長表敬訪問

市長へ東京デフリンピックに向けた強化合宿を千葉市で行うことを報告。また、地域ミニバスチームとの交流イベントを企画してくれたお礼を伝えました。
市長からは一人一人に質問があり、鈴木選手が代表して、自分たちは初のメダル獲得にむけて戦術等において共有意識を確立させるべく合宿を重ねていること、いろんな第一言語が異なる中でサインを大事にしていることをお話しさせていただきました。
市長は佐賀市の副市長を務められたこともあり、佐賀スポーツピラミッド構想(SSP)についても存じております。SSPサポートを受けている三瀬選手からは、合宿にかかる費用は佐賀県が支援してくれているかわりにイベントへ精力的に参加し、県の知名度向上に貢献していることを伝えたところ、千葉市でも参考にしたいとお話しされていました。
社会人になってからデフバスケを始めた北村選手にも興味を持っていただき、デフバスケを継続できている魅力を聞かれたところ、聞こえない中でサインを使っていろんなパターンのチームプレーをする面白さがあり、これまで継続できるのは仲間の存在と向上心と答えました。
最後に、市はBリーグや車いすバスケも盛り上がっており、デフリンピックに向けても応援するという力強い言葉をいただきました。

②県知事表敬訪問

最初に鈴木選手が代表して、デフバスケット男子日本代表は東京デフリンピック出場報告をし、みんながそれぞれバスケを始めたきっかけなどを質問してくださいました。
市長の時と同様、デフバスケットの一部の大会では声出しによるバイオレーションのルールを設け、ろう者、難聴者、聴者でも平等に楽しめるような企画を実施していることを伝えると大変興味を持っていただけました。
知事からは激励の言葉と共に、スペシャルオリンピック、デフリンピックも同様に障がい者スポーツを盛り上げたい気持ちを語ってくださいました。

③千葉聴覚障害者センター

県内に鈴木選手、北村選手がいることをご挨拶させていただき、千葉県内で隠れているデフ選手がいるかもしれないことで千葉聴覚障害者センターにも協力していただくために、男女日本代表選手紹介チラシをセンターに掲示と配布できるようお願いし、快く引き受けてくださいました。また進捗報告に伺いたいと考えております。

鈴木選手の感想

千葉県在住の男子デフバスケットボール日本代表として県庁、市役所に表敬訪問させていただきました。2025東京デフリンピック出場報告及び、デフバスケットボールについて説明する機会を設けてくださりました。デフバスケットボールは視覚情報の確保が重要であり、同時に味方同士の細かいコミュニケーションも必要であること。その中で「サインバスケ」の考え方の中で一つ一つのプレーに共通認識を障がいの等級に関係なく、健聴者も共有する取り組みがあることをアピールさせていただきました。「バスケはやはり展開が速いスポーツ。どうやって聞こえない部分を補っているのか。」を気になっている方が多かった印象を受けました。
また、2月24日、25日に千葉県で日本代表強化合宿行うため、そのPRのなかで千葉市役所との連携で合宿前のミニバス交流イベントの話もさせていただき、より千葉県とデフバスケの交流を深められたら嬉しいと感じました。
今回を機に、千葉県でもデフリンピックの知名度が広がると同時に、デフバスケットボールの普及に繋がればいいと考えております。