聴覚障害=DEAF(デフ)

聴覚障害の幅は広く、いわゆる「耳が遠い」という人から、音が全く聴こえない人と様々です。
聴力レベル70dB以上から身体障害者手帳の交付があります。
(70dbは一般的に「かなりうるさい、かなり大きな声を出さないと会話ができない」状態を指します)普段のコミュニケーション手段も、音声会話から口を読み取る(口話)、筆談、手話と、その人の
特性にそったコミュニケーション手段を用いています。聴覚障害とは、補聴器を着用し、音を大きくすることで、
音が明瞭に聴こえるようになる障害(伝音性難聴)と、
音が明瞭に聴こえない障害(感音性難聴)の二種類があります。
同じ聴力でも、その人の障害の特性は様々ですので、補聴器を着用しても、聴こえ方は様々です。

デフバスケットボールとは

聴覚障害者によるバスケットボールをデフバスケットボールと言います。デフバスケットボールの主な特徴としては、競技中の仲間が走り回る足音、ドリブルでボールが跳ねる音、味方や監督の声、観客の応援の音などが聴こえにくい、もしくは全く聴こえない状態でバスケットボールをプレーします。

デフバスケットボールには特別なルールはありません。

特別な措置として、当協会主催の大会にて、試合中にコートの対角にフラッグマンを設置します。審判やテーブルオフィシャルのブザーの音が鳴るのと同時に目立った色の旗を振ってもらうことによって視覚的に状況を判断できるように情報保障を行なっています。

サインバスケットボールについて

デフがバスケットボールをしているだけでは、デフのためのルールが存在しないため今以上の発展は難しいのではないか、それならばデフの可能性を突き詰めたその先に多種多様な人々が楽しめるバスケットボールがあるはずだと、一般社団法人B-BALLY’d(ビバリード)代表理事の須田将広氏(デフ)が提唱している「サインバスケットボール競技を創る」という考え方があります。

JDBAはこの考え方に賛同し、デフバスケットボールの発展のきっかけになるだろうとおおいに期待し、全面的に応援しています。興味のある方は、須田将広氏もしくはJDBA事務局までご連絡ください。