第12回わくわくデフスポーツ体験を行いました
企画名称 | 第12回わくわくデフスポーツ |
企画趣旨 | 子どもたちが各スポーツに対して、興味・関心に応じて種目を選択・体験する |
主催者 | 聴覚障害児・者自己啓発グループ「ひよこっち」 橋本 一郎 わくわくデフスポーツ体験実行委員会 |
開催期間 | 2024年2月17日(土)~2024年2月18日(日) |
会場 | 明晴学園 |
担当者 | 所属デフバスケチーム:Scratch・Scratchgirl 山田 洋貴、竹本 涼夏、若松 優津、丸山 香織、川島 真琴 所属デフバスケチーム:Resonaters |
デフバスケットボール体験会について
【対象】
幼稚園2年生~小学6年生までのろう・CODAを対象。
■体験時間および担当については下記の通り。(担当については所属チームで明記とする。)
[1日目]Scractch・Scratchgirl・Resonatersが担当
・11:05~11:30 スポーツ体験①→(主催者側で受付のトラブルが発生し開始が大幅遅れた)
・11:40~12:10 スポーツ体験②
・14:30~15:15 スポーツ体験③
[2日目]:Scractch・Scratchgirlが担当
・10:40~11:20 スポーツ体験①
・11:30~12:15 スポーツ体験②
・14:30~15:15 スポーツ体験③
【目的】
ろうの子供たちはバスケットボールを触れる機会は体育の授業しかできないため、今回の企画を通して、
バスケットボールってこんなに楽しいんだ!と思えるような体験内容を盛り込み、デフバスケを始める
きっかけに繋げたい点と参加する子どもたちが一人ひとりの選手と一緒に取り組む、交流することで、
将来の自分をより明確にし、自信を持たせ、夢を持たせるターニングポイントになり、同時に親近感を
持たせ、多くの方々から応援してもらいたいのが今回の目的。
■上記目的に沿い体験メニューについては下記の通り。
・ボールを遊んでみよう。
・ドリブルをしてみよう・ドリブルリレー競争
・パスしてみよう。
・シュートしてみよう。
・オールコートでゲーム形式。
- ボールを使って遊んでみよう
〈内容〉
・参加者を円になるように作り、円の真ん中に講師が立ち、頭、手、足の順にボールを回し。
・ボールを上に上げて、何回拍手できるか。 - ドリブルをしてみよう・ドリブルリレー競争
〈内容〉
・ドリブル左右10回、クロス左右10回
・赤タオル、青タオルを使い、赤はドリブル、青はボールを持つという「見て」判断するゲーム実施。
・2チームで分け、チーム対抗戦でドリブル競争リレー。 - パスしてみよう。
〈内容〉
・2人ペアになるよう作り、足りない場合はスタッフとペアになる。
・チェストパス、バウンズパス、片手でパスを10回ずつ。 - シュートしてみよう。
〈内容〉
・ゴールが二つあったので、2チームで分けた。
・シュートのコツを教えながら(下半身を使い、下から打つように指導)
・10分間シュートし、状況を見ながら延長で5分間シュート。 - オールコートでゲーム形式。
・時間が限られているのでオールコートでゲーム形式を実施。
・2チームで分け、ビブスで色分けし、基本的なルールを説明。
・基本的なルールとは、下記の通り。
① ドリブルしないであるくとトラベリングになる。
② 手をつかんだり、押したりするとバスケのルールではファールになる。
改善点
- 指導する前、子どもたちに先にボールを渡してしまうとその場で遊んでしまうため
- 指導してからボールを渡す
- オールコートでゲーム形式するとき、危ないファールした場合はその場で止めて再度ルール説明する
- オールコートでゲーム形式したとき、ボールが全くもらえない参加者がいた。その場合はスタッフが入り、参加者全員回るようにパスしたり渡したりする
感想
今回のイベントはろうの子どもたちを対象としたイベントである、「バスケットボールの楽しさ」を伝えるという目的意識を持ち、参加してくれたたくさんの子どもたちに指導し、真剣に楽しそうに取り組んでいる姿に見えたのがとてもよかったです。
ろうの子どもたちに教えるだけではなく、このイベントはデフバスケだけではなく、各デフスポーツ団体が参加しており、それぞれの団体の方々と情報交換したり、交流することができ、参加した各選手にとってとても良い経験を得られたイベントでした。毎年開催されているので、今後も引き続きバスケットボールの「魅力」を伝えていきたいと考えています。
以下に、当日の様子の画像を添付させていただきます。