【男子】第6回デフバスケットボール日本代表強化合宿報告

合宿期間

日時 2023/12/28(木) 09:00 – 2023/12/30(土) 16:00
会場 埼玉県西武学園文理高等学校
人数 参加スタッフ:8名
参加選手:12名(うち1名はトライアウト生)

【1日目】12月28日(木) 9:00~21:00

8:30~9:30
【現地集合】
西武学園文理高等学校集合、準備
10:00
【合宿開会式】
10:15-11:00
デフバスケットボール日本代表 – 柏木 26‐45
11:45-12:30
デフバスケットボール日本代表‐静岡北 51‐6
13:15-14:00
文理‐デフバスケットボール日本代表 36‐35
14:45-15:30
専修‐デフバスケットボール日本代表 55‐33
15:30-16:15
デフバスケットボール日本代表‐柏木 41‐48
16:15-17:30
クールダウン、着替え、ホテルへ移動
17:30-20:00
ホテルで休憩、ゆたか食堂で夕食
20:00-21:30
ホテルでミーティング、就寝
チームの約束事
① フレックスの確認。
② 1対1のディフェンスとスクリーンアウト。
合宿内容
・合宿を主催している西武学園文理高等学校様より合宿開会式を実施していただきました。開会式の中で、デフバスケットボール日本代表を紹介していただき、また、須田ASCが挨拶をしました。
・ 開会式後から10分ハーフのゲームを行いました。1日目は、参加できる人数が少ない状況ではありましたが、須田ASCの指示のもとで今まで合宿で行ってきた内容を確認・修正しながら試合を行いました。越前選手が不在ということもあり、安定したボール運びや試合のコントロールができず、慌ただしいゲーム展開となり、体力の消耗が激しい試合もありました。いつもと異なるポジションをした選手にとっては今までと違う見方を経験できたのではないでしょうか。今後、ケガや体調によってベストなメンバーがそろわないときが出てくることが考えられます。そのときに、どのように試合を作っていくかが課題として見えてきた1日でした。
お知らせ
28日の合宿では、西武学園文理高等学校の大久保先生よりデフバスケットボールに対してお力添えをいただき、株式会社テレビ埼玉の取材をうけました。同日18時からのニュースで放送されました。
また、29日に株式会社埼玉新聞社の取材をうけました。2024年1月3日(水)の新聞記事を発行されました。大久保先生、株式会社テレビ埼玉の関係者の皆様には感謝申し上げます。

【2日目】 12月29日(金) 9:00~21:00

7:30~8:00
【各自準備】
宿泊先で各自朝食、8時に集合
8:30~9:00
【移動】
宿泊先からバスで体育館へ移動
9:00~9:30
【ウォーミングアップ】
試合前のウォーミングアップ
円陣を組む際に、昨日ホテルのミーティングでチーム全員が話し合った内容、オフェンス・ディフェンスのサインなど再度確認した。
9:30~10:15
専修‐デフバスケットボール日本代表 37‐38
10:15~11:00
柏木‐デフバスケットボール日本代表 31‐27
11:00~11:45
休憩
11:45~12:30
文理‐デフバスケットボール日本代表 14‐38
12:30~13:10
昼食
13:15~14:00
星陵‐デフバスケットボール日本代表 30‐38
14:00~14:45
休憩
14:45~15:30
デフバスケットボール日本代表‐専修 27‐17
15:30~16:15
デフバスケットボール日本代表‐柏木 49‐48
チームの約束事
①フレックスを主に使用する。
②相手が嫌がるプレッシャーディフェンスを20分間継続する(6試合)。
試合内容の総評
・昨日ミーティングで話し合ったことを生かして、更にフレックスの他にバリエーションを増やしてチャレンジしようと選手たちの積極的な姿勢が見られました。1試合目は昨日の試合疲れが残っていることから立ち上がりは僅差でしたが、後半にプレッシャーディフェンスで専修にストレスをかけてミスを誘導にし、流れが一気に変わり、男子日本代表7番飯島選手が3Pを打って入り、逆転勝利しました。20分間男子日本代表が集中を切らさなかったことがチーム成長の大きな一歩になりました。
・2試合目は柏木に4点差で敗退しましたが、ミーティングで吉瀬HCから「ミスが多すぎ。甘い。ミスしないようにするためにはどうするか考えなさい。」と厳しい言葉で喝を入れました。選手同士に修正点を確認し、須田ASCも間に入ってアドバイスしました。そして、3試合目から6試合まで連勝することができました。
16:15~17:00
クールダウン、着替え、ホテルへ移動
17:00~20:00
ホテルで休憩、ゆたか食堂で夕食
・6試合をこなした男子日本代表はお腹がすごく空いており、夕食時にゆたか食堂でボリューム感のあるご飯をたくさん食べました。2日目の最後なのでゆたか食堂の店員さんに全員でお礼して集合写真を撮影していただきました。
20:00~21:00
ホテルでミーティング、就寝
・来年度のスケジュール、来年2月の千葉合宿についての詳細などスタッフがそれぞれ説明しました。その後、選手同士にフレックス・ディフェンスの決まりに対してGOOD・BAD・NEXT(何がよかったか、何が悪かったのか、次は何するか)で話し合い、基本的に攻めるフレックスは確定しており、引き続き新しいオフェンスのバリエーションの2つを3日目に活かしていこうと話し合って終了しました。

【3日目】 12月30日(土) 9:00~15:30

7:30~8:00
【各自準備】
宿泊先で各自朝食、8時に集合
8:30~9:00
【移動】
宿泊先からバスで体育館へ移動
9:00~9:30
【ウォーミングアップ】
試合前のウォーミングアップ
円陣を組む際に、昨日ホテルのミーティングでチーム全員が話し合った内容、オフェンス・ディフェンスのサインなど再度確認した。
9:30~10:15
デフバスケットボール日本代表‐専修   37‐38
10:15~11:00
文理OB‐デフバスケットボール日本代表  40‐35
11:00~11:45
休憩
11:45~12:30
文理‐デフバスケットボール日本代表   26‐43
12:30~13:10
昼食(牧野様が国際手話で講座)
13:15~14:00
文理OB‐デフバスケットボール日本代表  59‐28
チームの約束事
①フレックスを主に使用し、新しい戦術(2個)もチャレンジする。
②相手が嫌がるプレッシャーディフェンスを20分間継続する(4試合)

試合内容の総評
・3日目に疲れが出るのは当然でしたが、デフリンピックは2週間毎回試合に出なければいけないため、現時点では体力とコンディション不足が見られました。怪我があるのは仕方ないことですが、怪我しないようにするためにコンディションの調整が今後の課題になりました。
・自分たちでサインバスケを考えて導入したおかげでチームが早くまとまり、負けることは少なくなったという声が出ていた選手たちがたくさんいました。今までなかなかチームが一つにまとまりませんでしたが、今回ミーティングや試合中のコミュニケーションを多く取ったからこそ、困難から脱出して僅かな希望が見えてきました。次回の合宿に向けて少し期待を抱きつつ、前に向くことができました。
14:00~15:30
クールダウン、着替え、解散

総括

前回の合宿の反省から今回の合宿に至るまで、選手たちが約束事を何度も確認できたことで試合でフォーメーションのサインを使用し、約束事を守りながらプレーを発揮できたことがよかったと思います。また、全員が気持ちを切らすことなく、試合の最後まで戦い抜いて逆転勝利を得たことなど、組織力のレベルアップに繋がり、よい収穫になったと思います。
サントリー様、合宿企画の招待をしてくださった大久保先生、西武学園文理高等学校・西武学園文理高等学校OB・専修高等学校・柏木高等学校の皆様、審判の皆様、TOの皆様、応援してくださった(株)プラスウォイズ様、国際手話で指導してくださった牧野様、応援に来ていただいた方々、誠にありがとうございました!
次回の合宿は、2024年2月24日(土)~25日(日)に千葉スポーツレクリエーションセンター(千葉県)で新年度の第1回日本代表強化合宿を行う予定です。引き続き、応援よろしくお願いします!!

次回の予定

日 時:2024 年 2月 24 日(土)13:00 ~ 2 月 25 日(日)15:00
場 所:千葉スポーツレクリエーションセンター(千葉県)
宿泊先:sk Hotel