2023年6月30日から7月7日の約2週間にわたり、日本で探求中の”サインバスケットボール”を求めに、デフバスケ強豪国アメリカに行きました。
私たちは、聴者、難聴者、人工内耳者、聾者などの人たちが、日本語でも手話でもなく、お互いにバスケを通して深い対話ができ、共にバスケ競技を楽しめるような環境に変えたいと思っています。
ここでいうサインバスケの説明は下のリンクにあります。
>> 【JDBA監修】サインバスケットボールを探求する
デフバスケ強豪国アメリカにも、サインバスケがありました!!
それも100年以上も昔から、デフバスケと共に歩んでいたのです。
異なる州の聾学校でデフバスケを頑張っている子どもたち、それぞれの聾学校のバスケ部で指導している顧問の先生方、手話通訳者の皆様、そして今までに会ったことのない人たちも、みんなサインバスケを通して、お互いに思いの丈をぶつけていました。
サインバスケを求めてアメリカで見てきたもの(動画、字幕版)
みんながサインバスケを知っていれば、みんなが深い対話ができます。聴者もデフも、誰1人も置いてかれることがありません。
スライドショーとアメリカのみなさんからのメッセージ動画(字幕版)
耳が聞こえてない、聞こえにくい人たちのことを、「耳に欠損がある、聞こえの程度を数字や等級で示す」というような医学的な言葉ではなく、
「目で情報を効率よく得て生活やスポーツ・仕事が出来る」「聴者も手話やサインを通して、一緒に生活できるんだ」と持続的にデフ社会を捉えてほしいと私たちは心から願っています。
そして、
・デフバスケ選手を区別なく、仲間として共存や指導できる指導者を増やしたい。
・デフの立場や気持ちに寄り添い、互いにサインバスケを通して翻訳できる通訳者を増やしたい。
・デフバスケ競技を理解して、「声出しバイオレーション」の必要性を理解し、笛を吹いて競技そのものを純粋に楽しませてくれる審判の方々を増やしたい。
私たち特定非営利活動法人日本デフバスケットボール協会(JDBA)はこれを目標に、育成委員会を通して活動を続けていきます。
◾️講演(三瀬氏、須田氏)
・手話通訳士による音声通訳があるので、字幕は入れていません。
・資料は下よりご参照ください。
◾️講演会直後の参加者インタビュー動画
※音声、字幕あり